米国見聞録 JAIMS支援部スタッフ執筆

015.スーパーマーケット観光(2010/7/13)

海外へ行った際、観光スポットを見て回るのはもちろんですが、私は現地の人々の生活を垣間見たくて、観光ではあまり訪問しないような所へも行きます。その1つがスーパーマーケットです。

写真は、私がアメリカで働いていた頃、日本の流通業界の人たちが、視察のために多数訪問していたスーパーマーケットです。一般的なアメリカのスーパーマーケットは倉庫のような雰囲気で、天井は高く鉄骨がむき出しの状態で、巨大な陳列棚の上には在庫品が積み重ねられており、しばしば大音量の館内放送で店員呼び出しなどの業務連絡がアナウンスされています。一方、このスーパーマーケットはしっかりとした内装の天井になっており、場所によってはシャンデリアが吊り下げられています。スピーカーからは業務連絡ではなく、小さな音量でクラッシック音楽がBGMとして流されており、他のアメリカのスーパーマーケットとは全く違う優雅な雰囲気です。更に、床には絨毯が敷かれており、ショッピングカートの車輪が回転するガラガラ音も聞こえてきません。そのため店内は非常に静かなので、落ち着いて買い物ができます。商品の在庫も陳列棚の上に積み重ねてあるのではなく、裏の倉庫に入っています。購入した商品を店員さんが車まで運んでくれるというサービスを提供しているスーパーマーケットがありますが、もともとはこの店が始めたとの事です。

宣伝をしている訳ではないので、この辺りでこのスーパーマーケットの説明を止めますが、観光で海外に行った際は、必ずしも観光資源を見るだけでなく、何か目新しいものを探してみるのも面白いのではないかと思います。新しいものとは、商品かもしれませんし、その店が提供しているサービスかもしれませんし、商品の展示方法のようなノウハウかもしれませんし、新しいビジネスモデルかもしれません。日本ではお目にかかれないような目新しいものや珍しいものを訪問先で見つけ、いつの日かそれが日本に導入されると、自分の着眼点が良かったと感じることもできますしし、現地のものが日本に導入される際に、日本市場に合わせてどのように変えられているかを見ることによって、文化や習慣の違いを見ることができるかもしれません。また買い物客や売られている商品を見ることによって、現地の家庭生活の一面が想像できるかもしれません。そして何よりも、店内では日本では売られていない様々な商品を見ることができるので、ガイドブックに掲載されていないような変わったお土産を探すことができるかもしれません。次回海外へ行った際は、是非とも地元のスーパーマーケットにも行ってみることをお勧めします。

果物の陳列棚
果物の陳列棚

カットされた果物も種類が豊富(右側にはカットされた野菜も並ぶ)
カットされた果物も種類が豊富(右側にはカットされた野菜も並ぶ)

日本ではあまり見かけないような果物もジュースとして売られている
日本ではあまり見かけないような果物もジュースとして売られている

<< 米国見聞録 一覧 [014. アメリカの高速道路の料金所 を読む]
このページの先頭へ