ホストファミリー紹介

Margot Brosseau(マーゴット・ブロッソー)さん

マーゴット・ブロッソーさん

1986年からJAIMSの生徒を温かく受け入れて下さっているマーゴットさん。これまでに延べ59名の生徒がお世話になっています。生徒とは今でも連絡を取り合い、卒業後もずっと関係が続いているそうです。幼少をペルーで過ごした経験があるため、マーゴットさんは異文化にとても興味があり、どんな文化でも受け入れる広い心を持った方です。今回、マーゴットさんに独占インタビューをしました。

ホストファミリーを始めたきっかけは何ですか?

スペインのマドリード大学で学生の時、私もホストファミリーにお世話になりました。それで、いつか私もホストファミリーとして色々な国の生徒さんを受け入れたいと思うようになりました。

ホストファミリーを続ける理由は何ですか?

ホストファミリーとして生徒さんを迎える全てが大好きなのです。これまで、インド、シンガポール、タイ、ドイツ、中国、日本、マレーシアといった様々な国から生徒さんを受け入れてきました。初めてアメリカに来た生徒さんが私のところにステイするということは、私の印象がアメリカの印象全てになりますよね。私はいわばアメリカ合衆国の大使のような感じです(笑)。様々な国からの生徒さんと接し、色々な話をするのが大好きです。

ホームステイする生徒の生活はどのような感じですか?

マーゴット・ブロッソーさん

全てはステイする生徒さんの性格やライフスタイルによります。独立した考えを持っている人もいれば、一緒に楽しみたいという人もいます。ステイする生徒さんが快適に過ごせることが一番だと思っているので、生徒さんのライフスタイルに合わせるようにしています。生徒さんが希望すれば、最初の休日にオアフ島を案内します。季節や興味によって案内する場所は変わりますが、ノースショアに行ってサーフィンコンテストを見たり、ポロの試合を観戦したりします。

学校が始まると生徒さんは忙しくなります。朝8時半頃学校に行って夜10時頃に帰る日もありますが、帰宅すると、その日に学校であったことをリビングで話しています。生徒さんの英語が上達すればと思ってのことです。食事は、キッチンを使って、自分で自由に作っていますよ。

週末には、学校の友達と他の島へ遊びに行くこともあります。料理が得意な生徒さんがステイしていた時は、友達をここに招待して食事会を開きました。生徒さんは、大抵やりたいことが明確で、リストを作っているひともいます。

異文化についてはどのように考えていますか?

異文化を受け入れるようになるには、違う国に住んでみることです。スポンジのようになって、その国の全てを吸収することです。アメリカ本土からハワイに移住してくる人にもそのように伝えています。なぜなら、アメリカ本土とハワイでは文化が全然違いますから。

思い出のエピソードを1つ教えていただけますか?

マーゴット・ブロッソーさん

生徒さんがパールハーバーに行った時のこと。お土産売り場の一角に、戦時中の手紙が売られているブースがありました。そのうちの1つの手紙は第二次世界大戦で兵役を務めていた方が書いたものでした。私は趣味で骨董品を集めているのですが、常日頃から生徒さんに骨董品を見せたり、購入した経緯を話して聞かせていたんです。亡くなった主人の写真や彼が書いた手紙を生徒さんに見せたこともありました。その影響からか、生徒さんはこの戦時中の手紙に興味を持ったようです。彼女のお祖父様も戦争体験があり、何か強く惹かれるものがあったようで購入したとのことでした。手紙を見てみると、消印は1945年4月、ミネソタに住む親戚の男性宛てに書かれたものでした。

一緒に手紙の中身を読んだのですが、読めば読むほどその手紙が宛てられた男性を探したい気持ちにかられました。いてもたってもいられなくなり、私はミネソタの電話番号案内にその男性の連絡先を問い合わせ、それからいくつかの連絡先をたどり、最後にようやく彼の電話番号を知ることができたのです。個人情報保護の関係で普通はこんなに簡単に誰かの連絡先を調べることはできないはずなのですが、偶然が重なったのか、手紙を受け取るはずだった方にたどり着くことができました。さっそくその番号に電話し、電話口に出た女性に事情を説明したところ、「それは私の主人です」と言うのです。男性が健在であることが分かり、私は嬉しくなりました。

後日、その手紙は彼のいとこが書いたものであることが分かりました。私は生徒さんと一緒に郵便局に行き、彼女が購入したその手紙をその男性に送りました。生徒さんは、自分の手紙を添えて送ったのですが、本当に素晴らしい内容でした。ほどなくして、生徒さんあてに御礼の手紙が届き、私は日本に帰国した生徒さんにその手紙を転送しました。手紙を受け取るはずだった男性は大戦中は日本の硫黄島にいたそうで、終戦後数十年経った今は戦争に関する全ての品を博物館に納めているとのことで、現在では生徒さんがパールハーバーで購入した手紙と生徒さん自身が彼にあてて書いた手紙が博物館に一緒に納められているそうです。

偶然は更に重なりました。日本に帰国した彼女がお祖父様にこのエピソードについて話したところ、お祖父様も戦争中は硫黄島にいたことがあると分かったと言うのです。戦争の時代まで遡り、時を超えた偶然が重なり、人の縁がつながった・・・私としても本当に感動的な経験でした。

マーゴット・ブロッソーさん

マーゴットさんからのメッセージ
ハワイでのホームステイは、一生に一度しかない貴重な経験になると思います。 絶対に忘れることのない、人生の糧になるでしょう。生徒さんは、帰国後も同期が住むフランスや東京、バンコクで集まったりと、卒業後も友情は続いています。まだ参加していない皆さんへのメッセージは「Just do it!」です。まずは挑戦してみてください。そうすれば新しい世界が広がるはずです。

マーゴット・ブロッソーさんJAIMS卒業式。左が木村さん。

マーゴットさんにお世話になった生徒(木村さん)
からのメッセージ

マーゴットさんはいつもパワフルでエネルギーに溢れた素敵な女性です。内面・外見ともに美しく、自分の信念を強く持った彼女から受けた影響は計り知れません。彼女の家に滞在した数ヶ月間は、JAIMSで得た知識と同じくらい、私の人生にとってかけがえのないものになりました。パールハーバーで何気なく買った1枚の手紙が引き起こした数々の奇跡やその感動も、彼女なしでは決してありえなかったことです。

帰国して1年経ちますが、彼女とは電話やメールで連絡を取っており、家族のような関係が今でも続いています。 JAIMSのホストファミリーの皆さんはマーゴットさんのようにとても素敵な方が大勢いらっしゃいます。JAIMSでの勉強だけに限らず、家に帰ってからも英語、文化、その他様々なことを学ぶことができるのもこのプログラムの醍醐味だと思います。

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