
JAIMSがあるハワイは、地政学的にも東洋と西洋の中間点です。ハワイはアメリカの一州ですから、政治、社会、マネジメントなどでアメリカの手法を学ぶことができます。またアメリカのキャピタリズムの弊害、すなわち「形式知」の限界にも触れることができるのです。
さらにハワイは日本とも繋がっています。戦前、戦後を通じ、日系の移民たちが築いたコミュニティーやその歴史があり、それは「暗黙知」として蓄積されています。また、太平洋戦争の始まりとなった真珠湾攻撃、そして敗戦の降伏文書の調印式が執り行われた戦艦ミズーリ号が湾内にあります。あの小さな島には日米の、東洋と西洋の近代史がふんだんに積み重ねられているのです。ハワイと聞けばリゾート地を思い浮かべるかもしれませんが、実は東洋と西洋の「知」が集約された土地でもあります。
JAIMSで西洋と東洋のどちらの「知」も学ぶことができるのは、その中間点であるハワイを拠点に活動している点が大きいといえます。この混迷の時代を切り開くリーダーに必須の「知」がJAIMSには濃縮されています。JAIMSを通じ、新たな時代を担うリーダーを多数輩出したいと思います。
今のような厳しい時代は、状況を打破する「新しい変革」が生まれる時代といえます。変革の時代の現在だからこそ、新しい挑戦が大きな成功を生み出す可能性が高い。日本ではなく留学で視野を広げる勇気が必要ではないでしょうか。私たちと一緒にハワイで勉強をしましょう。
JAIMS(日米経営科学研究所)所長。一橋大学名誉教授。
1935年生まれ早稲田大学政治経済学部卒、富士電機製造を経てカリフォルニア大バークレー校大学院修了。南山大学教授、防衛大学校教授などを歴任。08年5月、アメリカのウォールストリートジャーナル紙「世界で最も影響力のあるビジネスの思想家」の20人のなかに日本人として唯一選抜された。著書に「知識創造企業」(東洋経済新報社)「世界の知で創る─日産のグローバル共創戦略」(東洋経済新報社)「美徳の経営」(NTT出版)など。


JAIMS(日米経営科学研究所)は、富士通株式会社の提唱によって、1972年にハワイに設立された非営利の教育研究法人。相互依存が高まっているグローバル経済社会で能力を発揮できるビジネスリーダーの育成を行う大学院レベルの教育機関です。

EWKLP(East-West Knowledge Leaders Program)とは、ビジネスに必要な知識やスキル、経験を積み、次世代のビジネスリーダーになりたいと考えるビジネスパーソン向けのプログラムです。野中郁次郎氏を中心とした講師陣のもとで3カ月間、経営知識や組織論などの「東洋と西洋のマネジメント」、歴史や哲学など「リベラルアーツ」を英語で学びます。過ごしやすい気候と美しい自然に恵まれ、東西文化が総合した国際色豊かなハワイで、濃密な時間を過ごして、知的基盤と確かな自信を身につけてください。