体験談 西森エリカさん

日本から離れて
人生の価値基軸を探すことができた
西森 エリカさん
(2005年秋期コース)
「振り返ってみると、自分のさまざまな面でJAIMSがターニングポイントになったのだと思います」と西森エリカさん。JAIMSは、1972年に富士通が社会貢献の一環として、グローバルな人材育成を目的に設立したNPO教育法人(ハワイ州認可)。各国から受講生がハワイに集まり、短期間でMBA(経営学修士)のエッセンスを学ぶプログラムだ。西森さんは1997年に参加した。
「一つはキャリアチェンジのきっかけになったことですね」。大手百貨店で商品企画や情報システム開発などに携わっていた西森さん。新商品の開発や新規ブランドの導入など希望の仕事はできたものの、およそ2年間の人事ローテーションで部署は次々と変わっていく。ずっとこのままでよいのか、疑問を感じ始めた頃だった。
「百貨店を辞めてJAIMSに参加するという、まったく違う環境に自分を置いて痛感したことがあります。各国から集まった仲間と、さまざまなディスカッションを繰り返してコンセンサスを作り上げていく中で、これからは自分の立ち位置をはっきりさせなければ、と強く思ったんです」
次に気づいたのはグローバルなビジネスに関わるチャンスは、日本でも無限に広がっているということ。「以前は欧米に出て行かなければ、と思い込んでいたのですが、自分が頑張りたいと思えば、日本でも選択肢は幅広いんです。それだけJAIMSで自信を培うことができたんですね」。
プログラムでは、それまで気づかなかった自分の得意分野が見つかることも多い。「日本で過去のものとなりつつある日本的価値観や習慣が、ハワイの人々の生活に溶け込んでいることに気づかされた時、リサーチの面白さを知りま した」。
また「ネゴシエーション(交渉術)も、クラスで実践すると意外と得意でした。私は人と関わることが好きだと自覚もしました。何に向いているかは、やってみないとわからない。グローバルビジネスのさまざまなエッセンスに触れ、自分を試せるのはいいですね」。

西森さんはJAIMS修了後、外資系広報代理店など4社を経る中でジェネラリストからスペシャリストへと軸足を移していく。「私は主に人事関係や組織作りに関する仕事を目指してきました。その延長線上で、将来、さまざまな人のキャリアについてカウンセリングやアドバイスをしていきたい、と思っています。こうした自分のキャリアを貫くもの―キャリアだけでなく生き方にも関係する、いわば自分の価値基軸なんですが、これを考えるきっかけを与えてくれたのがJAIMSなんです。もちろん参加したからといってミラクルが起きるわけではありませんが、何かをつかもうとする人には得るものは多いはず。私が参加したのは30代後半でした。思い立ったときがチャンス。遅いということはないですよ」





